ユーロビート用語辞典
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→リスナー編
◆@社
AVEXのこと。誰が発案したのかは不明。時にその方向性をめぐって批判の意味を込めてつかわれることしばしば。
◆哀愁
しばしばリスナーを狂わせるきっかけをつくる楽曲スタイルのひとつ。ベーシックが非常に日本の歌謡曲に酷似し、かつ、スピード感あふれるグルーブとあいまってバラードとも言い難いユーロ独特の風味を形成している。さらにマイナーアップテンポになったものが哀愁ハイパーと呼ばれ、このスタイルの進化によってユーロビートは日本で成功したといえよう。
◆アンサーソング
もともとはSEBのライナーノーツで使われていた言葉。前にリリースされた曲と雰囲気やスタイルがやんわりと似ていることを指すが、要するにパクリを自ずから認めたと解釈すべきである。
◆クレジット
CDのブックレットに掲載される楽曲に関わったスタッフに関する記述を表す。概ね作詞、作曲家とプロデューサーの記述が一般的だが、詳しく書けば書くほど、リスナーは萌え萌えとなり、また製作者側にとっては手の内がバレるという諸刃の剣である。リスナーはまずこれをチェックし、さらに曲に対する思い入れを左右するほどの項目だが、実はこんなオタはほんのごく少数であるといってみるテスト。
◆J-EURO
日本人アーティストによってカバーされたユーロビートのこと。イタリアではカバーされるイコール超大成功であると評価され、その製作者には莫大な利益が約束される。これによってスタジオを大幅にグレードアップしたりあるいは外車を購入したりと成金作家が誕生するまさに一攫千金大騒ぎの事象である。しかしことリスナーにとっては、やれユーロの権威が落ちるだの、原曲の方が味わい深いだの否定的な見方が大勢を占めている。
◆偽物ユーロ
一般的にAVEX社以外からリリースされた楽曲を指す。理由はユーロといいつつ実はハウスだったり、AVEXユーロのパクリだったり、日本人作家が作る楽曲があまりにもクソだったからである。当然ながらどれも全然売れなかったので今ではある意味プラチナアイテム。とはいえ2〜3年前からイタリア勢が他社に参加したり日本人の技術力も向上してきたため、その良し悪しはCDによって見極めていくのが定説である。
◆BEAT GROOVE
渋谷にあったレコード店。ここの店長が97年くらいまでAVEXユーロ関連のライナーノーツを担当していた。当時は実際と程遠く、見ているこっちが恥ずかしくなる美辞麗句の嵐でリスナーからの反感もあったが、こうやって時がたって読み返してみるとリスナーの立場から曲を語っていたことは評価に値する。
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