ユーロビート★コラム
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ユーロにおけるアーティスト論



曲と同じようにリスナーの興味を引くのがアーティストです。歌ってる人はどんな顔してるんだろう、性格は…、キャリアは…なんて想像をめぐらすことしばしばなのではないでしょうか?実際のところ残念ながら今のユーロ界ではJ-POPのような感覚は通用しません(+_+;どういう風かといえば、レーベルごとにそれぞれ2〜3人の代表アーティストを決めておきます。この人たちはリアルパフォーマーと呼ばれライブパフォーマンスができて顔出しもOKです。それ以外の人はいわゆるスタジオミュージシャンという類で基本的にユーロ以外で現地の方で活動しているアーティストなので、バイト感覚で継続的に参加できないという理由があります。もちろんパフォーマーとしての要素が足りない人(ルックスとかね)も含まれます。 ユーロビートはとりあえず数を作らなければならないのですが、かといっていつも同じアーティストではマンネリになるのでたいがい皆複数のアーティストの名前を持っています。なんでこうなったのかといえば、ユーロビートはいわゆる聞くための音楽ではなく、ダンスミュージックとして発展してきました。すなわち曲そのものの良さだけが評価されるジャンルなので、アーティストとしての個性や裏付けがセールスポイントに全くならなかったのです。かれこれ15年前にハイエナジーというブームが起きたことを知っていますか?この頃DAVE RODGERSはALEPHというアーティストであったりまたClara Moroni(CHERRY)はRADIORAMAのシンガーとして活動しCDのシングル盤やアーティストごとのアルバムが良く出ていました。この頃はまだアーティストの経歴が良く紹介されてきましたが90年代に入ると次第に軽視されていきました。SEBなどのコンピレーションがユーロの主流になると、とりあえずCDが売れればそれでいいので、名前だけというアーティスト名どころか、同じ名前なのに声が全然違うといった猛者もたくさんいます(笑。ただし、時が経つにつれダンスミュージックという位置付けだけではなくそれをJ-POPのように聞く人も多く出現するようになりました。そうなると当然アーティストに対する興味が沸いてくるわけで、近年制作側にも意識の変化が見えてきました。中でも改革に積極的なのはA-BEAT CレーベルとSCPレーベルです。A-BEAT Cでは「リアルパフォーマー以外はいらない!」という目標のもと、歌がうまくてライブもできるアーティストを積極的にデビューさせています。またSCPレーベルでは最初からほとんどのアーティストをリアルパフォーマーとして扱い、プロモビデオやホームページで紹介しています。近いうちにアーティストに関する情報が溢れてJ-POPのような音楽に発展していくかもしれませんネ☆

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