ユーロビート★コラム
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【追悼】第三次パラパラブーム【後編】
しかしだ。 崩壊のきっかけはパラパラビデオだった。 パラビだったのだ。 今思うとこの時点でパラパラブームは死に向っていたのだ。 それまでのビデオはというといかにもーなケバネーチャンとホスト崩れのオトコが妖艶なポーズをしたパッケージでとても一般人が気軽に手をだせる代物ではなかった。 今回は違った。 いかにもギャル受けしそうなポップデザイン。 AVと同じくらいレジに顔を伏せて持っていかなければならないがとりあえず対象年齢は大幅に下がった。元々ビクターが仕掛けたものだったがこれが当たった。 過去に固執していた@もこれに続いた。CD以外に新たな収益源が作られ、ブームは最高潮に向ったと思われた。
だが事態は思わぬ方向に。 予想以上に低年齢化と大衆化が進み若者だけの崇高な文化ではなくなってしまったのだ。 おはスタなどというくだらない番組には幼児パラパラ講座が延々と流れ、 雑誌には「パラパラでダイエット」という気休めのキャッチコピーが踊った。有名タレントがさらりと踊ってみようものなら、おそらくイメージが簡単に崩れるであろう。第三次パラブームはマーケティングにおけるブーム終焉の法則にガチガチに乗っかった。 あとはダサさだけが蔓延した。 なにより振りを覚えることに飽きたし、もうとにかくダサかった。 追い討ちをかけるようにビデオ収益を確保するためにこれまで クラブで暗黙に作られてきた教則ビデオ無料配布に規制がかかった。 これまで根づいたクラブ文化は崩壊し、ただでさえ覚えるのが面倒だった振りにさらに金をかける奴は誰もいない。 ここまでくるとケチ臭いというか火事場泥棒といっても過言ではない。そして志村けんがこのブームにとどめをさした。パラパラブームは絶滅した。これからパラパラはどこへいくのだろう。 一度ついてしまったダサさを払拭するのは難しい。 一周忌となる今、ついでにDreamも憤死した。 送別歌にはやはり「NIGHT OF FIRE」だろう。ドリバージョンの「ふぁいやー!」…今じゃ二度と聞きたくない(涙
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